フロントカメラを設置しているのですが、フロントバンパーに取り付けたカメラの配線をエンジンルームを経由して室内に引き込んでおり、その方法についてです。
もくじ
エンジンルーム内のグロメットを通して配線
エンジンルーム内の各種配線を室内に引き込んでいる箇所があり、その境界に「グロメット」というゴム部品が付いています。


グロメットは車内の助手席グローブボックスを外したときに、奥に見える所に通じています。

エンジンルーム内からの配線が引き込まれています。
(↓画像で黄色く囲った青い物体はエンジンルーム内から通してきたものです。)

ネットで調べると、ここを通す方法が紹介されている場合が多いですが、その方法がグロメットに穴を開けてしまう、という手法になっています。私は車をいじる際にはなるべく加工をしたくないので、このグロメットに穴を開けない方法を採りました。
グロメットを部分的に外し、空いたすき間から配線
エンジンルーム側からグロメットの(向かって)左側を部分的に外し、そのすき間に配線を通しました。

グロメットの外し方
グロメットの(向かって)左側であればなんとか手が届くため、を内装はがしなどを使いながらめくります。

画像を見ると簡単そうですが、実際にはスイフトスポーツのこの箇所は非常にアクセスしにくい場所にあります。
特に、手前に見える数本のパイプが難点で、グロメットの右側は手を入れて行う作業はできません。
間違っても右側までめくってしまわないように注意が必要です。
右側までめくってしまうと、まったく手が届かないので元に戻すのに大変苦労します。。。私は最初、室内側から配線通しでグロメットに配線する方法で行ったのですが、グロメットの右側がめくれてしまい、しかし手が届かないので棒状の工具でパイプのすき間からこねくり回し、なんとか元に戻しました。。。
室内グローブボックスの奥から配線が出てくる
↓のように配線が引き込まれます。

グロメットを元に戻して完了

細い線だと断線が心配かも
この方法はグロメットと車体金属との間に配線を割り込ませるため、配線に圧力がかかります。細い線だと断線が心配かもしれません。
私はフロントカメラの配線を行い、半年くらいになりますが今のところ不具合は発生していません。


エンジンルーム側から見てグロメット右側に穴が開いていて
ゴムの蓋がされています。
そこを通すと社内側の丸い穴と貫通していますよ。
エンジンルーム側はブレーキ配管が非常に邪魔で作業しずらいですが
何とかなります。
せっかくのところ水を差すようで恐縮ですが、、、
グロメットのシール性がなくなるので、雨天走行時に室内に水が入り、カビやサビの原因になります。そして、配線が損傷して車体と短絡すると発火の原因にもなります。
他、他記事ナンバープレートの固定も、複雑なステーを自作したり挟み込み固定などは、脱落して他者に危険が及ぶかもしれません。
その改造の必要性を今一度お考えになり、されるなら確実な方法を選んでください。